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【スト6 地上戦】地上戦がわからない人へ。勝敗を分ける「3すくみ」のシンプルな考え方

皆さんこんにちは!ナツです!

スト6、楽しんでいますか?コンボや起き攻めの練習を重ね、勝率も上がってきた。しかし、あるレベルから「なかなか勝てない…」と感じる壁にぶつかってはいないでしょうか。特に、お互いのキャラクターが離れて睨み合っている、いわゆる「地上戦」の状況で、「一体、何をすればいいんだろう?」と頭が真っ白になってしまう…。

結果として、安易なジャンプ攻撃に頼ってしまったり、逆に相手の動きを待ちすぎて何もできずに終わってしまったり。そんな経験、心当たりがあるかもしれません。というか私がずっとそうでした。

この記事は、そんな「スト6の立ち回り」に悩む、あなたのためにあります。複雑に見える地上戦ですが、実はその核となる部分は、非常にシンプルな3すくみで成り立っています。この記事では、その法則を分かりやすく解き明かし、地上戦の主導権を握るための具体的な思考法とどうすれば良いか?を徹底解説します。

目次

複雑なようで実はシンプル!地上戦の3すくみ

まず、地上戦の基本となる3つの行動、「置き」「差し」「差し返し」の関係性を理解しましょう。
基本的にはジャンケンのような3すくみで整理されていますね。

  • 「置き」:相手が前に出てきそうな場所に、あらかじめ攻撃判定を置いておく行動。「差し」に強い。
  • 「差し」:自分から前に歩いて、もしくは飛び道具などで攻撃を当てにいく行動。「差し返し」に強い
  • 「差し返し」:相手の「置き」技の空振りを誘い、その硬直に的確に反撃する行動。「置き」に強い。

地上戦は、この3つの選択肢がベースとなり、相手の行動を読みながら最適な手を選んで進んでいきます。これが地上戦の基本原則です。

「差し返し」を捨てよう!まずは「置き」と「差し」の2択に集中する

「3すくみは分かったけど、これを全部試合中に意識するのは無理だよ」と感じましたよね。その感覚は、全くもって正しいです。特に「差し返し」は、相手の技のリーチや硬直時間を正確に把握し、完璧なタイミングで技を振る必要があり、非常に難易度が高い行動です。差し返しを狙うと脳のリソースは全部そっちに割かれてしまいます。

そこで、一度やってみてほしいのが、「差し返しは考えないこと」です。初~中級者帯の対戦では、「差し返し」を狙って成功させてくるプレイヤーはほぼいません。差し返しに見えるほとんどのパターンは置き技が嚙み合って差し返しの形になっています。(ちなみに私も差し返しを少しだけ出来るようになったのは、MR1600を超えたあたりからです)
なので、この3すくみから「差し返し」を抜いて、「置き」と「差し」の2択だと考えてみましょう。
これだけで、かなり地上戦の読み合いを整理しやすくなるはずです。

差し返しは相手の行動を見て、適切なボタンを押さなければならないので、非常に難しい

そして、この2択のうち、あなたが最初に意識すべきは、自分から仕掛ける「差し」です。なぜなら、自分から能動的に攻撃を仕掛けることで、試合の主導権を握り、相手に対応を強いることができるからです。

差しと置きの読み合いについて

基本は自分から差しに行く

スト6はゲーム全体的に攻め側が有利に出来ているのに加え、読み合いの先手に立つ意味でも試合は自分から技を差しに行くのが基本です。
「差し」にも色々あり、飛び道具も非常にリーチの長い差しですし、前歩きからの打撃も差しになっています。
これらの差し技を駆使して、「相手にダメージを与えるorガードさせる」のが差しの目的となっています。

ただし、この差しに対して、相手も当然「差し」あるいは「置き」をしてきます。
これらについてそれぞれどう対処すべきか下記で解説します。

相手の置き技への対処について

差し返しを考えないと、置き技にはどう対処すれば良いのかと思う方もいると思います。
これについては、地上に拘らず、「飛び」を使って対処しましょう
置き技はリーチが長い技を基本的に置きます。リーチが長い技は発生が遅めで硬直も長めなので、飛びを使えばジャンプ攻撃が確定もしくはガードさせられる場面が多くあります。
飛びを意識し出すと、相手は安易に置き技を振れなくなるので、そこに自分の差し技を通していくという感じですね。

相手が置きをしている場合は、自分の前歩きは通らないので、飛びで近づきましょう。飛びを意識させれば置き技の頻度は減るはず

また、飛び道具を持っているキャラの場合は、飛び道具も対処の一つです
置き技よりも長いリーチを持つ飛び道具で相手の置き技を潰すと、飛び同様に相手の置き技の頻度が減るので、自分の差しが通りやすくなります。

相手も自分も差そうとしている場合

相手も自分も差しを狙っているのが分かった場合は、「置き」の出番です
相手が技を当てようとするところにリーチが長い技を置いておき、近寄れないようにしましょう。

置き技はこのくらいの距離で、相手がこちらに歩けないように振る


相手の生ラッシュ・前歩きを置き技で潰せると、今度は相手が自分の置き技の間合い外で立ち止まったり、飛んでくるようになります。
こうなると、次は自分の置き技が当たらなくなります。そこで、自分は「置き技をせず対空をする」・「技を再び差しに行く」といったように読み合いが回るわけですね。

あなたはどれ?中級者が陥りがちな戦い方と解決策

ここからは、多くのプレイヤーが抱える具体的な悩みと、それを解決するための思考法を解説します。

飛びを多用して対空される

「地上で何をしたらいいか分からないから、とりあえずジャンプで奇襲してしまう」。これは非常に多いパターンです。しかし、安易な飛びは、相手の対空昇竜から起き攻めの展開になりやすく、リスクが高めです。

解決策は、「飛びの前に生ラッシュを見せておく」ことです。なぜなら、生ラッシュは非常に止めづらく、相当相手の動きを見ていないといけないからです。加えて、ラッシュにもラッシュ中段・下段やラッシュコパ投げなど、展開が様々なので、相手もラッシュを見せられると、地上に意識を向ける必要が出てきます。
生ラッシュに加えて、インパクトも見せられそうなら見せておくと、さらに相手の意識が地上に向くはずです。
こうして、相手の意識を地上に向けてから「飛び」を入れると、モダン相手でもかなり通りやすくなります。

飛びたいときほど、地上での技を見せておくのが大事になるわけですね。逆も同様、飛びがあってこそ地上の技が通るので飛びと地上戦はバランスが大切だと理解しておきましょう

ラッシュの使い方については、下記の記事でも詳しく解説しているので、良ければ読んでみてください。

丁寧にやろうとして何もできなくなってしまう

「相手のミスを待とう」「下手に動いて反撃をもらいたくない」と、丁寧に戦おうとするあまり、結果的に何もできずに画面端に追い詰められて試合終了してしまう。これもよくある悩みです。

格ゲーは、相手の体力をゼロにした方が勝ち、という本来の目的を思い出しましょう。つまり、どこかで必ずリスクを負って、相手にダメージを与えるための「抽選」を受けにいかなければなりません。守りに意識が割かれすぎている状態は、その抽選を放棄しているのと同じです。
リスク無しで相手の体力をゼロにすることはできないので、まずは技を振るところから読み合いを始めましょう。
自分から積極的に技を「差し」にいき、有利な読み合いを仕掛ける回数を増やす意識が、勝利には不可欠です。

まとめ

今回は、スト6における地上戦の基本的な考え方について解説しました。

  • 地上戦は「置き」「差し」「差し返し」の3すくみでできている。
  • 中級者のうちは、難しい「差し返し」は一旦忘れ、「置き」と「差し」の2択に集中しよう。
  • 試合の主導権を握るため、まずは自分から攻撃を当てにいく「差し」を意識しよう。
  • 地上戦で悩んだら、飛びやインパクト、ラッシュなど、相手の意識を揺さぶる別の選択肢を思い出そう。

地上戦の駆け引きはシンプルですが、実戦の中で相手の思考を読み、適切に使い分けるには、多くの経験が必要です。しかし、根底にある理屈は変わりません。この記事をあなたの立ち回りのスタートラインとして、もし試合中に「何をすればいいか分からなくなった」ら、またこの記事を読み返しに来てください。

知識をつけつつ、試合で練度を上げていくのが、格闘ゲームの面白い部分ですよね。頑張ってください!

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