皆さんこんにちは、ナツです!
今回はストリートファイター6における、リプレイ機能の使い方について解説していきます。
というのも、スト6を続けていると
「ランクマッチでなかなか勝てない…」
「同じキャラの同じ行動に何度も負けてしまう…」
「一体どうすれば、もっと上達できるんだろう?」
こんな悩みが常に出てきます。実際にあなたも今、こんな風に悩んでいるかもしれません。そんな中で「もっと強くなるには、とにかく対戦回数をこなすしかない!」と、躍起になって連戦していませんか?もちろん、実戦経験は非常に大切です。しかし、闇雲に試合数をこなすことは、効率の良い上達方法とは言いづらいのが現実です。
では、どうすれば最速で効率良く上達できるのか?その答えは、スト6内にある「リプレイ機能」の活用にあります。 この記事では、なぜリプレイ機能の活用が重要なのか、そして具体的にどう活用すれば強くなれるのか、その全てを徹底的に解説します。この記事を読んだ後には、リプレイ機能を上手く使って上達しよう!と前向きに思えるはずです。
自己紹介
まずは筆者のスト6経験について簡単にご紹介です。
持ちキャラは「ラシード」(クラシック操作)で現在のランクはMR1600~1700です。
格闘ゲームを本格的に始めたのはスト6からで、過去作の経験などもなく0から取り組んで現在のランクになっています。そんな中でリプレイ機能を活用しだしたのはここ最近なのですが、もう少し早く活用していればもっと効率よく上達できたのにな…と思うことがあり、皆さんにはそんな思いをしてほしくないと考えてこの記事を執筆しております。

さて、自己紹介はこれくらいにして、早速本題のリプレイ活用について解説していきます。
なぜ「リプレイ」がスト6上達の近道なのか?
リプレイを見ましょうと一言に言っても「リプレイを見るのって、正直めんどくさいな…」と感じる人もいるでしょう。その気持ちは非常によく分かります。というか、そんな人がほとんどです。なので、ここではリプレイを見ることが、なぜ上達へのショートカットになるのか。その理由をまず解説します。
ここが分かると、めんどくさくてもやろうかなと思えるはずです!
闇雲な対戦はNG!PDCAサイクルで成長を加速させる
突然ですが、「PDCAサイクル」という言葉を聞いたことがありますか?これは主にビジネスの世界で使われる、継続的に改善を行うためのフレームワークです。

- Plan(計画):目標を立て、計画を練る
- Do(実行):計画を実行する
- Check(評価):実行した結果を評価・分析する
- Act(改善):評価を元に、改善策を考えて実行する
ビジネス用語ではありますが、ビジネスに限らず実生活でも一般的に使われる用語ですね。
これをスト6に置き換えてみましょう。
- Plan(計画):対戦前に「今日は対空を意識しよう」といった課題を決める
- Do(実行):ランクマッチなどで試合をする
- Check(評価):リプレイを見て、試合内容や課題の達成度を振り返る
- Act(改善):見つかった反省点をどう修正するか考え、次の練習・試合に活かす
多くのプレイヤーが陥りがちなのが、ひたすらDo(試合)を繰り返してしまうことです。(偉そうに書いてますが、最近までの私もそうでした…)これでは、なぜ勝てたのか、なぜ負けたのかが曖昧なまま、同じミスを延々と繰り返すことになりかねません。リプレイを見ることは、このPDCAサイクルにおけるCheck(評価)とAct(改善)という、成長に不可欠なプロセスを担う、極めて重要な行為なのです。
このように、PDCAサイクルを意識するとリプレイを見ることの重要性が分かってくるはずです。
次項からはどうやってリプレイ機能を活用していくかについて説明していきますね。
リプレイ活用法 見るべき3つのポイント
大前提:相手がどうだったかは見なくてOK!自分に着目しよう!
ただ漠然とリプレイを眺めていてもどうすればいいのか?が分からないと思いますので、ここからは「何に注目して見るか」について説明しますね。
まず、リプレイ機能を見返す際の大前提ですが、自分の行動に着目するようにしてください。ありがちな間違いが対戦相手について分析をしてしまうことです。
ランクマッチでは対戦相手は常に違う人なので、「対戦相手が〇〇だったから~」と分析しても、次の相手ではその分析を生かすことが出来ないんですね。
リプレイを活用する際は大前提として、自分がどうだったのかに着目して見るようにしましょう!
前提の説明はこれくらいにして、リプレイ機能を活用する際は、以下の3つのポイントを意識して自分の試合を見返してみましょう。
ポイント①:「なぜこの技を食らったのか?」被弾した理由を考える
リプレイで何から見ていいか分からない人は、まずは被弾した場面に着目して見るようにしてみましょう。被弾といっても小パンを食らった場面などではなく、大きなコンボを食らったところに着目するのがポイントです。その上で、「なぜこの技を被弾したんだろう」と考えると例えば下記のような原因が見えてきます。
- コンボミスによって手痛い反撃を貰った
- 起き攻めを通されてコンボ始動技を食らった…etc
なぜ被弾したかの理由が考えられれば、「じゃあどうすれば良いか?」と調べる対策や練習することが見えてくるので、リプレイを見る前ではわからなかった課題の特定に繋がるはずです。
Tips
とはいえ、初心者の方では、被弾した理由がそもそもよく分からない(どんな読み合いが回っているか分からない)場合もあるかと思います。そんな時は理由を必死に考えることに時間を使わず、飛ばしてしまっても結構です。リプレイを見る上で大事なのは「今の自分が分かる範囲で改善点を見つけて改善していくこと」です。
読み合い関連まで分析するのは慣れもあるので、まずは「自分がコンボミスをしてないか」に注目すると最初は分かりやすいと思いますよ。
ポイント②:「なぜその行動をしたのか?」リプレイで自分の“癖”を客観視する
試合中は誰もが夢中になるもの。だからこそ、自分でも気づかないうちに、意図しない行動を繰り返していることがよくあります。しかし、冷静にリプレイを見返すと、「なぜここでこの技を振ったんだろう?」といった、無意識の手癖や改善すべき立ち回りの癖が後から振り返ることで見えてくるのです。
例えば、初中級者の方にありがちなのが、無意識にジャンプを多用してしまう癖です。相手の牽制技などを怖がるあまり、ついジャンプで逃げてしまう。しかし、その結果、的確に対空されてしまい、「対空→起き攻め」という典型的な負けパターンに陥ってしまう…あなたにも、心当たりはありませんか?
対戦中は必死で気づかなくても、リプレイで客観的に見返すと「自分はこんなに飛んでいたのか…」と気づくことは、決して珍しくありません。
このように、まずは自分の癖を明確に「認識」すること。それが上達への最も重要な第一歩です。課題さえ見つかれば、「もし対空されたら、次はラッシュで不意を突いてみよう」といった、具体的な対策を立てられるようになります。
ポイント③:「どうすればよかったのか?」正解が分からなかった場面を特定する
リプレイを見ていると、必ず「この場面、どうすればよかったんだろう?」という、自分では正解が分からない場面に遭遇します。
- 相手の特定の連携技に、なすすべもなく固まってしまった。
- ダウンさせられた後の起き攻めで、毎回同じように崩されてしまった。

このわからん殺しこそが、あなたの「伸びしろ」です。「〇〇(技名)の対策」「〇〇(キャラ名)の起き攻め対策」といった具体的なキーワードでYouTubeなどで検索してみましょう。(もちろん私も今後、そういった記事もアップしていく予定です!)トッププレイヤーたちが、丁寧に解説してくれています。
また、具体的な検索で見つからなくとも、リプレイの「プレイヤー操作切り替え」機能を使えば、どうすれば良かったか自分であれこれ検証することも可能です!
このように、リプレイはあなたに「何を学び、何をすべきか」のヒントを与えてくれる、最高のツールなのです。
まとめ
今回は、ストリートファイター6で上達するためのリプレイ機能の活用法について解説しました。
リプレイを見る際には下記3点に着目すると取り組むべき課題が見えてきて、効率良く上達できます。
- 「なぜこの技を食らったのか?」→被弾した場面
- 「なぜその行動をしたのか?」→自分の癖・傾向
- 「どうすればよかったのか?」→対策の模索
試合をひたすら繰り返すだけでは、なかなか見えてこない自分の弱点や課題。それを客観的に浮き彫りにし、「次に何をすべきか」を明確に示してくれるのがリプレイ機能です。スト6で強くなるには、試合をして、リプレイを見て、課題を見つけて練習する。このシンプルなサイクルの継続が、あなたを確実に上のランクへと導いてくれます。
難しく考えすぎる必要はありません。まずは今日の対戦で直近の試合を、何も考えずにぼーっと流し見するところから始めてみませんか? きっと、そこに上達のヒントが隠されています。
この記事が、あなたのスト6ライフの一助となれば幸いです。