ダイヤ帯が勝てないあなたへ

みなさんこんにちは、ナツです。
この記事では、ストリートファイター6のダイヤ帯で勝てないと感じているあなたへ、勝率を上げるためのポイントを解説することを目的にしています!
ダイヤ帯にようやく到達したあなたは、現在スト6の沼にどっぷりハマっていることでしょう。しかし、この記事を開いていただいているということは、そこで勝てない・安定しないという悩みを抱えているはずです。
このお悩みを解決すべく、今回この記事を執筆しました。記事の全体構成としてはダイヤ帯の特徴を説明した後、勝率UPポイント解説に入っていきます。
まずは自己紹介
まずは筆者のスト6経験について簡単にご紹介です。
持ちキャラは「ラシード」(クラシック操作)で現在のランクはMR1600~1700です。
格闘ゲームを本格的に始めたのはスト6からで、過去作の経験などもなく0から取り組んで現在のランクになっています。なので、現在プラチナ帯突破を目指している方向けに、格ゲー未経験者だった目線を生かしてアドバイスやポイント解説をできればと思い、記事を執筆しております。

さて、自己紹介はこれくらいにして、まずはプラチナ帯の傾向について解説した後、勝率をアップさせるためにどうすれば良いか解説していきます。
ダイヤ帯の特徴
かなり強い
はい、こちらざっくり書いてしまいましたが、実際今のスト6のダイヤ帯はかなり強いです。
ダイヤ帯に到達した時点でスト6プレイヤー人口の上位25%(筆者調べ)なので、かなりやりこんでいる方が多くいるランク帯となっています。加えて、発売から丸2年が経過しようとしている中で全体のレベルも上がってきているので、その中での上位1/4と考えれば強いのも納得です。
このダイヤ帯の強さの特徴としてどういったものがあるかですが、おおよそ下記の3点かなと思います。
- 高火力・最大コンボをしっかり完走してくる
- 起き攻めを理解しており、読み合いが回るようになる
- 地上戦にもある程度理解があり、中足など起点となる技を当てに行くことが出来る
このように、ゲームへの理解が深まり、各場面で読み合いがしっかり回るようになるランク帯かと思います。
ダイヤ帯とマスター帯で何が違う?
「強いと言ってるけど、じゃあダイヤ帯とマスター帯で何が違うんだ?」と思われたと思います。
こちらは後述する解説ポイントにも書きますが、私はリソース管理と各行動の精度で差が生まれていると考えています。
正直、ダイヤ帯とマスター帯は戦い方で大きく違う部分はそんなに無いと思っています。
マスター帯でもしっかり起き攻めに行って高いコンボを決めるのは基本中の基本ですし、中足の差し合いもずっと付きまとってきます。ただ、この起き攻め一つとっても、「しっかりリーサルになる技を重ねているか?」「自分と相手のドライブゲージは今どれくらいか?」など細かい部分をケア出来るかどうかの部分が差になり、勝率の差になっていると思います。
逆にここを意識できれば、自然と実力も付き、マスター帯に到達できる日も近づいてくるかと思います!
では早速、下記でダイヤ帯で勝率を上げる3つのポイントを言語化して解説していきます!
ダイヤ帯で勝率を上げるポイント
ドライブゲージ管理の意識を高める
1つ目はドライブゲージの管理です。
相手と自分のドライブゲージ(以下、Dゲージ)管理は勝つ上で非常に大切な部分になってきます。
なぜなら、スト6のバーンアウト状態はガード硬直が増加し、インパクトも返せない不利な状況だからです。
常にDゲージを見ながら、バーンアウトをしないように立ち回りましょう。
一方で、ドライブゲージを管理しようとすると、必要以上にバーンアウトが怖くなり、ほぼDゲージが6本のまま立ち回る人も出てきます。
この状況も避けるべきで、Dゲージをダメージや状況有利に活用しなければ、相手との火力差に繋がり、結果的に不利になってしまうからです。
Dゲージの管理は麻雀の押し引きに似ている感覚があり、押しすぎても引きすぎても弱いものになります。つまり、「Dゲージ管理=使いすぎず、余らせすぎない」塩梅の問題となります。
細かい部分ではありますが、ダイヤ帯以降はこういった細かい意識の違いが勝敗にかかわってきます。
「相手のDゲージが少ないときは、バーンアウトを狙って強気に技を振る」や「自分のDゲージが少ないから後ろに下がる・パリィする」など、各行動の理由にDゲージ管理の目線も加えると勝率UPに繋がるかと思います。
リーサル判断・精度を上げる
2つ目はリーサル判断です。
こちらも勝率に直結するとても重要な部分となります。
リーサル判断とは、ラウンド終盤に相手の体力を0に出来るコンボを選択することを指します。
つまりリーサル判断=試合を畳む力となるので、勝率に直結すると言える部分になります。
もし、リーサルを逃した場合、攻撃を当てるのに再び読み合いが発生するため、自分が攻撃を食らって逆転されるリスクがあります。
しっかりリーサルが出来る人と出来ない人では読み合いが減る分、勝率に差が出るのは明らかですね。
余談ですが、個人的に「読み合いを減らす」意識はマスター帯以降でも大切になってくる部分かなと思っています。不要な読み合いは極力しないようにするのが、今後の勝率を安定させる上でも大切な意識になってきます。
その一環として今回リーサル判断を紹介しています。
自分のキャラでどの技を使えば火力がしっかり出るのか、SAに繋げられるコンボルートを複数持っておくとリーサル判断がしやすくなるので、練習してみてください!
試合終了後、リーサルがありそうだった場面をリプレイ操作で検証するのもリーサル力を上げるのにとても良いと思います。毎試合やると、試合を回すテンポが悪くなりますが、5試合に1回見直すなど区切りをつけると非常に効果的です。
投げ抜け狩り(シミー)を積極的に狙う
3つ目は投げ抜け狩り(シミー)を積極的に狙うです。
これはダイヤ帯に特に刺さるかなと思っています。他の意識に関係する部分とは異なるポイントではありますが、私はこれを意識してからダイヤ帯を抜けられたので紹介しますね。
ダイヤ帯の方ならシミーぐらい知っているよという方もいると思いますが、個人的にシミーが刺さるなと思う理由が「遅らせグラップ」の存在です。
念のため解説すると、遅らせグラップとは自分がガードする際、ガードしながら投げ抜けを押すタイミングを少し遅らせて入力するガード方法になります。このメリットとして、相手が打撃を出していれば打撃をガードし、投げを出していれば投げを抜けられるという両方防御できるガード方法になります。
原理としては投げ抜けフレームが設定されており、投げ抜けに猶予があるためとなるのですが、難しいことは置いておいて、打撃も投げも防御できる強いテクニックがあるわけです。
この遅らせグラップへの対抗策がシミーとなります。
みんなの意識が高くなってきているダイヤ帯だからこそ、上記の遅らせグラップが手癖になっている人が多く、シミーが刺さるといった理屈ですね。
1試合に1回シミーが決まれば、相手は遅らせグラップをやりづらくなるので、そこに投げを混ぜてみたり…と読み合いを回す上で重要な役割を担っています。
相手が遅らせグラップをしっかりやってくるかどうか判別するには、試合の序盤に起き攻めで投げを重ねてみましょう。ここで相手が投げ抜けを押すのか、押さずにガードいれっぱかを見て、情報を取るのが良いかなと思います。もちろんたまたま投げ抜けを押しているパターンもありますが、ダイヤ帯では初手で抜けられる場合は遅らせグラップが手癖になっている確率が高い印象です。
積極的にシミーを狙い、パニカンで大ダメージを取ることを意識すると立ち回りがしやすくなると思います!
まとめ:ダイヤの壁を越え、さらなる高みへ
今回は、ストリートファイター6のダイヤ帯で勝率を上げるための3つの重要なポイントを中心に解説してきました。これらのポイントを改めて振り返ってみましょう。
- ドライブゲージ管理の意識を高める:攻めにも守りにも重要なドライブゲージ。使いすぎず、温存しすぎない絶妙なバランス感覚を養い、試合を有利に進めましょう。
- リーサル判断・精度を上げる:確実に仕留めきる力は、勝利への最短ルートです。コンボ練習やリプレイ検証を通じて、リーサルチャンスを逃さない嗅覚と技術を磨きましょう。
- 投げ抜け狩り(シミー)を積極的に狙う:特にダイヤ帯で有効なシミー。遅らせグラップ対策として意識的に取り入れることで、相手のガードを揺さぶり、大きなリターンを狙えます。
ダイヤ帯は、スト6の基礎的なテクニックや知識が身につき、読み合いの楽しさが深まるランク帯です。しかし、同時に多くのプレイヤーが壁を感じやすい場所でもあります。今回ご紹介したポイントは、どれもすぐに劇的な変化をもたらすものではないかもしれません。しかし、意識してプレイに取り入れ、継続して練習することで、確実にあなたの力となり、勝率アップ、そしてその先のマスター帯への道が開けてくるはずです。
この記事が、ダイヤ帯で伸び悩んでいるあなたの助けとなり、スト6をさらに楽しむための一助となれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!